5歳年下の彼と付き合いはじめたのは2年くらい前。これはたまたまなのですが、私たちは24日にいろんな記念日があるんです。彼はそれを狙っていたようで、プロポーズも24日に。具体的な理由を彼からは聞いていませんが、私が30歳になる前に……とプロポーズしてくれたんじゃないかな。
友人の結婚式に感動することはあっても、自分のこととなるとまったく想像がつかなくて……。結婚が決まってまずは、国内、海外の2冊のウェディング情報誌を購入しました。最終的にリゾ婚にしたきっかけは、「海外に行きたいな」という義母の何気ないひと言。リゾ婚ならハワイ!とすぐに決まりました。
リゾ婚のいいところといったら、日本での結婚式より圧倒的に打合せが少ないこと。 リゾ婚の場合、1ヶ月に1回くらい。"結婚式の前って忙しいからたいへんでしょう"と声をかけられることもよくありましたね。あまりにも打合せが少ないから、逆に不安になったりしたこともあったんですよ。
メイクアップやヘアスタイルは、挙式当日その場でいろいろ相談しながらすすめていきます。こういうメイクにしたいなどすごいこだわりがある人は、いろいろ伝えるのがたいへんかもしれないけど、現地には日本人のスタッフもいるので、いざというとき安心。
結婚式に対して無知だった私の唯一の相談相手が、ワタベウェディングの池上さん。すごく親身になって相談にのってくれるので心強かったですね。挙式もハワイでの研修が偶然あって見に来てくれたんですよ。当日は神父さまとの打合せもありました。ここまでは問題なく進行通りでした。
ハワイ入りの翌日は、それぞれ自由行動。夜はみんなで集合して、挙式で着るアロハシャツを買いに行きました。今、リゾ婚も国内とかグアムとか選択肢がいっぱいありますが、今回は家族旅行の意味合いも強かった。その点、ハワイは観光も買い物もできて、年齢に関係なく楽しめるところがいいですよね。
1日目の夜に着いて、2日目はショッピングなど。3日目が挙式でした。リゾ婚ではホテルから会場までのリムジン送迎がよくあるけれど、パンフレットを見たら、私もやりたくなって……。ホテルから会場までの40分間のドライブ、リゾ婚気分も高まりました。
結婚式に憧れを抱いていないのに、情報誌やパンフレットのハワイの写真はとてもきれいだったことに感激したのを覚えています。その嘘みたいな景色が、今目の前に広がっているというロケーションは最高。イメージ通りの式場で、大好きな家族や友人とみんなでワイワイ楽しみました。
もともとの列席者はお互いの家族と、友人2名のはずだったんです。教会の扉が開いて、バージンロードを歩きはじめようとしてハッとしました。“まさかっ”と思ってチラッと3回見たけど、夢じゃない。ここにいるはずのない友人が3人、私に内緒で列席してくれたんです。あまりにも感動して泣いてしまいました。
『コオリナ・チャペル・プレイス・オブ・ジョイ』を予約したとき、1年後の式でもその時点でかなり埋まっていたことに驚きました。日にちを優先し、希望とは違う朝イチの挙式予約に。でも実際やってみると、朝は人も少なく、写真もキレイに撮れます。逆に朝早くて良かったと思いました。
海の見えるパーティ会場でちょっと早めのランチ。そこではケーキカットもしました。日本の結婚式だと新郎新婦はご飯を全然食べられないけれど、ここではおしゃべりしながらがっつり(笑)。日本でせっせとつくっていたリボンレイを列席者にプレゼントしました。
挙式が早く終わったので、お互いの両親、兄弟姉妹、友人でポリネシア料理を食べに行きました。次の日は友人が予約してくれたマリンツアーに兄弟姉妹とともに参加。両親たちは別のツアーに行ったようですが、同世代ということもあって気が合ったみたい。また行きたいって双方から言われています。
家族が帰国した後は、オアフ島の別のホテルへ。外出などはあまり考えていなかったので、ショーやプールが充実しているホテルをチョイスしました。 遊べる場所がいっぱいあったので飽きることもなく、2日間はあっという間。ふたりの時間をゆっくり持てたのも、今回のリゾ婚の満足度につながっているのかも。
挙式の打合せのときから、ワタベウェディング主催の撮影会があると聞かされていたんです。だから疑うこともなく、当日はドレスを着て、メイクして準備万端。会場に着いたらそこには友人が40名も。プランナーさん、友人と彼がいろいろ相談していたみたいで、このパーティも想定外でびっくりしました。
大人になってからは、家族みんなで旅行に行く機会はほとんどありませんでした。日本とはロケーションも違うし、絶対家族の想い出になると思うんです。少しは親孝行できたかなと思っています。私たちもすごく楽しめたので、今度は友人のリゾ婚に出席してみたいですね。それから国内でのお披露目は私には内緒だったので、本当にびっくり。私のリゾ婚ハートは、私を喜ばせたい一心だった彼と友人のサプライズのおかげで、より想い出深いものになりました。